うしかい座方向に見られる矮小楕円体銀河で、銀河系の伴銀河の一つ。現在ではうしかい座方向に多数の矮小銀河が見つかっているので「うしかい座矮小銀河I」または単に「うしかい座I」ともいう。
- 座標(2000年分点)
- 赤経: 14h 00m 00.0s (ICRS)(SIMBAD)
- 赤緯: +14°30′00″ (ICRS)(SIMBAD)
- 銀経: 358.0361° (SIMBAD)
- 銀緯: +69.6423° (SIMBAD)
- 所属
- 距離:
- 19荳7000光年 (通説)
- 60.4kpc (国立天文台)
- 赤方偏移: z=0.000330±0.000007 (SIMBAD)
- 光が届くまでの時間: 約0.05億年 (z=0.000330から計算)
- 実際の距離: 約0.05億光年 (z=0.000330から計算)
- 分類: dSph (矮小楕円体銀河)
- 伴星雲: (該当資料なし)
- 規模
- 質量: (該当資料なし)
- 光度: (該当資料なし)
- 年齢: (該当資料なし)
- 絶対等級(MV): (該当資料なし)
- 等級
- 黄色等級(V): 12.8等±0.2等 (SIMBAD)
- K等級(K): 11.51等 (SIMBAD)
- 視直径: (該当資料なし)
- 視線速度(RV)=後退速度
- 99.0km/s(85.5km/cBeat)±2.1km/s(1.8km/cBeat) (SIMBAD)
- みかけの後退速度: 98.92km/s(85.5km/cBeat) (z=0.000330から計算)
- 実際の後退速度: 98.96km/s(85.5km/cBeat) (z=0.000330から計算)
- 固有運動(μ): (該当資料なし)
特になし。
超低光度矮小銀河(Ultra Faint Dwarf Galaxy)と呼ばれる銀河のひとつで、全体の光度が太陽光度の10万倍程度しかない。球状星団の中にはその10倍は明るいものもあるので、この銀河は非常に暗いということになる。
矮小銀河だが距離が60.4kパーセクと近いため天球上では大きく広がって見える。
銀河系からの潮汐力によって引き裂かれているが、この矮小銀河はかつて銀河系を形作った多数の矮小銀河の生き残りと考えられている。
関連するリンク
NAME Bootes Dwarf Spheroidal Galaxy -- Galaxy @ SIMBAD用語の所属
矮小銀河
うしかい座