TC型省力化軌道
読み:ティースィーがたしょうりょくかきどう
E型舗装軌道の欠点を解消する目的でJR東日本が開発した、軌道の敷設方式の一。
まくらぎの太さを通常の2倍にし、レール下の石をセメント系の填充材で固めたもの。
敷設コストはE型舗装軌道の3分の1以下となった。またマルタイなどの機械を使って敷設するため工事のスピードと精度が高まり、工事中の徐行が不要となった。さらに夜間の3時間(125Beat)程度の作業時間で施工でき、施工後は10年以上整備が不要となる利点がある。
1998(平成10)年に、山手線恵比寿〜目黒などで最初に採用され、現在は山手線を中心に順次敷設が進んでいる。
TCとは、この方式を開発したテクニカルセンター(Technical Center)の略である。
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