杉並3駅
読み:すぎなみさんえき
外語:3 stations in Suginami ward
東京地区のJR中央線で、平日のみ快速が停まる杉並区内3駅のこと。
具体的には、高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪の3駅をいい、鉄道ファンの間ではすぐ槍玉に挙げられる駅である。
概要
中央本線は、御茶ノ水〜三鷹が中央急行線と中央緩行線に分かれた複々線になっている。
複々線化する時点で、快速はこれら駅は当然、通過する予定だった。しかし地元の有力者が通過に反対し、結局、これら3駅への快速停車が複々線化に対する地元との合意事項となった。
こうして、現在も快速が相変わらず停まっているという状況である。
特徴
速度競争の後
当時の国鉄は、新宿〜八王子の輸送で京王線と競争をしており、これら3駅に快速を停車させていては、スピード面で京王にとても勝てない。
この対策として「特別快速」を設定し、これら3駅を含め、杉並区内の4駅全てを通過させた。そしてこの状態も現在まで続いている(現在、この特別快速は中央特快と青梅特快が対応する)。
通過の利点
平日は、快速電車まで停車するため、特快や特急の運行の妨害となっている。
土休日はこれら駅は全て通過するため、新宿〜三鷹までの所要時間は、快速、特快、特急すべての設定において、平日より2分程度短縮されている。
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