奈良交通
読み:ならこうつう
奈良県全域と一部他府県に路線を持つバス事業者。
概要
近鉄グループの企業である。しかし近鉄の鉄道ダイヤとの細やかな連絡は考慮しないダイヤを組む傾向にある。
戦時統合の段階で奈良県唯一のバス会社となり、その後マイクロバス運行を行なうエヌシーバスを設立した。奈良県の路線バスは、他県からのごく少数の乗り入れを除き奈良交通グループのみといってよい状況である。
特徴
ダイヤ
奈良市中心部はもちろんだが、奈良県北部の近鉄奈良線沿線の住宅地などでは朝ラッシュ時間帯などに3,4分に一本などの過密ダイヤで運転をし、道路を渋滞させることもしばしばである。
一方で2009(平成21)年末の運賃値上げを契機にしてか、閑散区間については近年合理化が進んでおり、減便、マイクロバス転換、などが多く実施された。
路線
日本最長の路線バス(高速道路を使わないものの中で)として知られる八木新宮線をもつ。
全長166.9km、約6時間半、のべ167停留所を走破する長大なもので、運転手は八木と新宮を交互に1泊するという。
車両
大型バス、マイクロバス、ノンステップ、方向幕のバージョン違い、ノンステップ、はては圧縮天然ガス車など、さまざまな車両が混在している。
マイクロバスについては専用の子会社エヌシーバスがありながら自社でも運行していて区分けがいまひとつわからない。
CI-CA
PiTaPaが利用可能(ポストペイが可能)だが、独自のICカード乗車券「CI-CA」も導入されている。PiTaPaでは割引はなく定価での請求となるが、CI-CAでは14%の割引が存在する。
CI-CAの名は、言うまでも無く奈良名物「鹿」から。カードには、奈良交通のシンボル(※社章ではない)である「鹿マーク」も描かれている。
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