シルバーシート
読み:シルバーシート
外語:Silver Seat

 かつて存在した、お年寄り向け優先席。
 1973(昭和48)年の敬老の日に、中央線の国電区間で導入したところ、好評だったので、国鉄私鉄を問わず全国に広まり、バスなどにも存在することがある。
 本当は "オレンジシート" にしたかったらしいが、当時銀色のシート布地が大量に余っていたので、急遽それが使われた。しかし、シルバーシートの呼び名は浸透し、その後 "シルバー" がお年寄りを表わす代名詞的に使われるようになっていった。
 現在はこの呼び名は廃止され、お年寄りだけでなく、ケガをしている人や妊婦などにも使ってもらえるよう、単に "優先席" という呼び名になっている。また、阪急電鉄のように "全車両全席優先席" を謳う鉄道会社もある。

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