イオカード
読み:イオカード
外語:IO card

 JR東日本で使われていた磁気式のストアードフェアカード
目次

概要
 
 1991(平成3)年に登場した。前引き方式を採用していた。
 従来使われていたオレンジカードは自動券売機で切符の購入が可能だったが、つまりオレンジカードを購入しても、その後いちいち券売機の前に並んで切符を購入する必要があった。
 イオカードは、これを自動改札機にそのまま投入できるようにしたもので、一度イオカードを購入すれば、残高がある間は券売機にならぶ必要がなくなった。
 登場以降、首都圏ではオレンジカードはほぼ消滅し、利便の良いイオカードに置き換わった。またイオカードの登場により、ストアードフェアカードの導入が関東の鉄道各社で一気に進んだ。しかしイオカード自体には他社線連絡の機能は無い。

その後
 2001(平成13)年には、非接触ICカードSuicaイオカードが登場したことで、ついに磁気式のイオカードも必要がなくなる時代がやってきた。
 Suica登場以降、磁気式のイオカードは発売数が減少に転じ続けた為、2005(平成17)年3月31日をもって販売が終了された。自動改札機での利用も2006(平成18)年2月10日の終電をもって終了している。
 これ以降も、自動券売機、のりこし精算機などでは継続して利用可能。また、主要な駅にあるみどりの窓口で手数料無料で払い戻しできるが、この場合カードは回収となるので注意。

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