軌間
読み:きかん
外語:track gauge
レール
幅のこと。厳密には、左右のレールの頭部内側の最短距離のこと。単に「ゲージ」とも。
目次
特徴
種類
日本での呼称
軌間の一覧
日本の状況
1435mm(標準軌)
1372mm(偏軌)
762mm(ナローゲージ)
1067mm(狭軌/三六軌間)
特徴
種類
世界的には、鉄道創業時にイギリスで採用された1435mm軌間を「
標準軌
」と呼び、それより広いものを
広軌
、狭いものを
狭軌
と呼ぶ。
全世界では、標準軌が約7割を占めるが、主なものに、次のようなものがある(ケーブルカーなどは除く)。
広軌
1600mm
1524mm
1520mm
標準軌
(1435mm)
狭軌
偏軌
馬車軌間(1372mm)
三六軌間
(1067mm)
1065mm
ナローゲージ
1000mm
762mm
日本での呼称
日本では新幹線や一部の私鉄で標準軌が採用されているが、他の鉄道では狭軌が圧倒的で、主として三六軌間が、一部で
偏軌
が使われている。日本では広軌は使われていない。
標準軌は「4フィート8インチ半」が由来だが、三六軌間は3フィート6インチが由来となっている。
しかし「狭」というのにマイナスイメージがあるのか、1435mmを広軌、1067mmを標準軌と呼ぶこともあり、注意が必要である。
軌間の一覧
日本の状況
日本の鉄道(ケーブルカーなどは除く)では、次の四種類の軌道が営業用として現在使われている
1435mm(
標準軌
)
1372mm(
偏軌
)
1067mm(
三六軌間
)
762mm(
ナローゲージ
)
うち1372mm(偏軌)は東日本、762mm(ナローゲージ)は東海中部地方にみられる。
以下は、日本での具体的な路線を示す(ほぼ50音順)。
1435mm(標準軌)
標準軌
は、
新幹線
で採用されている。
JRの在来線では、
ミニ新幹線
区間以外には存在しない。
関東地方では一部私鉄と地下鉄で採用されている。
関西地方では、JR以外は原則として殆どが標準軌である。
1372mm(偏軌)
偏軌
は、京王線および相互乗り入れしている路線が用いている。
ほかは関東と函館の
路面電車
のみが採用している。
762mm(ナローゲージ)
ナローゲージ
は、次の路線でのみ採用されている。
近畿日本鉄道
(内部線、八王子線)
黒部峡谷鉄道
三岐鉄道
・北勢線
1067mm(狭軌/三六軌間)
「上記以外全て」が
狭軌
(
三六軌間
)である。
日本国内においては、狭軌の路線が大多数であり、この軌間がむしろ標準である。
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