奈良線 (近鉄)
読み:ならせん
外語:Nara-Line
近畿日本鉄道
の運行系統の一つ。
法律上の区間は布施駅〜近鉄奈良駅のみが
奈良線
であるが、大阪難波駅から近鉄奈良駅までの区間を運行系統として「奈良線」と呼ぶ。
目次
概要
起点・終点
路線
特徴
地形
列車種別
状況
乗り入れ
阪神電気鉄道
京都市営地下鉄
編成両数
情報
接続する主な路線
概要
起点・終点
起点:大阪難波駅
終点:近鉄奈良駅
路線
難波線
(大阪難波駅〜大阪上本町駅)
大阪線
(大阪上本町駅〜布施駅)
奈良線
(布施駅〜近鉄奈良駅)
特徴
地形
次のようにバラエティーに富んでいる。
難波線
大阪難波駅〜大阪上本町駅: 地下線
大阪線
大阪上本町駅〜布施駅: 高架線
奈良線 布施駅〜八戸ノ里駅: 高架線
奈良線 八戸ノ里駅〜瓢箪山駅: 平野線
奈良線 瓢箪山駅〜石切駅: 登山線
奈良線 石切駅〜生駒駅: トンネル線
奈良線 生駒駅〜新大宮駅: トンネルを含む平野線
奈良線 新大宮駅〜奈良駅: 地下線
特に瓢箪山からの生駒山越えの区間は30‰超の連続急勾配が続き、高出力の電車が必要であった。
石切付近では標高が上がり大阪の町が見下ろせ、全国でも珍しく列車から夜景が見える。
八戸ノ里〜東花園で連続立体交差事業が進んでおり、これが完成すると大阪難波駅〜瓢箪山駅で一つも踏切が無くなる。
列車種別
現行の列車種別は、速い順に次のとおりである。
特急
快速急行
急行
準急
区間準急
普通
状況
特急は大阪難波駅〜近鉄奈良駅を平日は朝夕に通勤用座席指定列車として数本、昼は0本、休日は毎時1本ほどと、近鉄他線区に比べ少なめである。
特急、快速急行、急行の停車駅が各々2駅ずつしか違わない。特急と快速急行、快速急行と急行は互いに追い越しをせず、ダイヤのサイクルで同じような位置づけである。
全体として
緩急分離ダイヤ
的で、奈良側と東大阪の快速急行、急行などが通過する区間では利便性が悪い。
準急、区間準急と普通は
緩急結合ダイヤ
的である。
平日朝ラッシュ時には快速急行に女性専用車両がある。
1980(昭和55)年3月に関西私鉄では初めて10両運転を開始した路線で、土曜休日にも10両編成のダイヤが存在する。
朝夕ラッシュ時には大和西大寺駅で快速急行の増結を行なう。
生駒山、生駒山上遊園地やかつてのあやめ池遊園地、奈良など観光地を沿線に多く抱え、加えて特急が少ないという事情もあり
L/Cカー
等を運行してサービス向上に努めている。
天理教祭礼時(おおむね毎月26日やその前後と1月4 ‐ 6日)には大阪難波駅〜天理線天理駅の急行を運転する。
乗り入れ
阪神電気鉄道
特急、急行以外の系統が大阪難波駅から阪神なんば線に乗り入れており、快速急行はおおむね神戸三宮駅〜近鉄奈良駅の区間を運転、それ以下の系統は尼崎駅〜大阪難波駅を乗り入れしている。
阪神の車両も近鉄側に乗り入れるが、阪神の方が車両長が短いのでホームでの扉位置の表示が複雑になっている。
京都市営地下鉄
京都線
竹田駅で
京都市営地下鉄烏丸線
乗り入れをしているが、国際会館駅〜近鉄奈良駅の運行系統なので
京都市交通局
の車両が大和西大寺駅〜近鉄奈良駅に乗り入れる事になっている。
編成両数
普通、準急は6両編成で運転される。
急行は6、8両編成。休日は全て8両編成である。ラッシュ時は混雑しているが石切駅のホーム有効長が8両のためこれ以上増やすことができない。
快速急行は8、10両編成。朝夕ラッシュ時に大和西大寺駅ホーム上で2両の連結解放を行なう。
情報
接続する主な路線
区、準、急、快、特は、それぞれ区間準急、準急、急行、快速急行、特急の停車駅を表わす。
大阪難波駅(区、準、急、快、特)
阪神・阪神なんば線(相互直通)
大阪市営地下鉄・御堂筋線
(難波)
大阪市営地下鉄・四つ橋線
(難波)
大阪市営地下鉄・千日前線
(難波)
南海電気鉄道
・本線(難波)
JR・大和路線
(JR難波)
近鉄日本橋駅(区、準、急、快)
大阪市営地下鉄・堺筋線
(日本橋)(K17)
大阪市営地下鉄・千日前線(日本橋)
大阪上本町駅(区、準、急、快、特)
大阪市営地下鉄・谷町線(谷町九丁目)(T25)
大阪市営地下鉄・千日前線(谷町九丁目)(S18)
鶴橋駅(区、準、急、快、特)
JR・大阪環状線
大阪市営地下鉄・千日前線
今里駅
布施駅(区、準、急)
大阪線
河内永和駅
おおさか東線
(JR河内永和)
河内小阪駅
八戸ノ里駅
若江岩田駅
河内花園駅
東花園駅(近鉄花園ラグビー場前)
瓢箪山駅
枚岡駅
額田駅
石切駅
生駒駅
けいはんな線
生駒線
生駒鋼索線
東生駒駅
富雄駅
学園前駅(帝塚山学園前)
菖蒲池駅
大和西大寺駅
京都線
橿原線
新大宮駅
近鉄奈良駅
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