京王電鉄
読み:けいおうでんてつ
外語:Keio Corporation
東京都から神奈川県に掛けて営業している鉄道事業者で、
大手私鉄
の一つ。
パスネット
および
PASMO
に加盟している。
目次
概要
基本情報
沿革
前史
大東急時代
京王帝都電鉄
京王電鉄
特徴
路線
印象
線路幅
概要
基本情報
商号: 京王電鉄株式会社 Keio Corporation
本店: 〒160-0022
東京都
新宿区
新宿三丁目1番24号
本社: 〒206-8502 東京都多摩市関戸一丁目9番地1
設立: 1948(昭和23)年6月1日
資本金
: 590億2300万円 (2011(平成23)年3月31日現在)
代表者: 代表取締役社長 永田正 (2011(平成23)年3月31日現在)
従業員: 2,386人
沿革
前史
1910(明治43)年9月: 京王電気軌道株式会社設立
1913(大正2)年9月: 笹塚〜調布が開通
1916(大正5)年10月: この頃までに、新宿〜府中まで開通
1925(大正14)年3月: 玉南電気鉄道株式会社の府中〜東八王子(現・京王八王子駅)が開通
1926(大正15)年12月: 玉南電気鉄道株式会社を合併、その後改軌
1928(昭和3)年5月: 新宿〜東八王子(現・京王八王子駅)までの直通運転を開始
1931(昭和6)年3月: 北野〜多摩御陵前の御陵線が開通
1933(昭和8)年8月: 帝都電鉄株式会社の渋谷〜井の頭公園間が開通
1934(昭和9)年4月: 帝都電鉄株式会社が吉祥寺まで全線開通
1938(昭和13)年6月: 武蔵中央電気鉄道を買収、八王子線(その後、高尾線に改称)とする
1939(昭和14)年12月: 高尾線を廃止
大東急時代
1940(昭和15)年: 帝都電鉄が小田原急行鉄道(後の小田急電鉄)と合併
1942(昭和17)年: 小田急電鉄は東京横浜電鉄と
戦時合併
で東京急行電鉄に
1944(昭和19)年: 京王電気軌道も東京急行電鉄に戦時合併
1945(昭和20)年: 不要不急線とされた御陵線が休止
京王帝都電鉄
1948(昭和23)年6月1日: 終戦により東京急行電鉄が分割、京王帝都電鉄に。この時旧帝都電鉄(現、
井の頭線
)を得る
1955(昭和30)年4月: 東府中〜府中競馬正門前の競馬場線が開通
1964(昭和39)年4月: 高幡不動〜多摩動物公園の多摩動物公園線(現・動物園線)が開通
1964(昭和39)年11月: 御陵線のうち高尾線に取り込まれた北野〜山田を除く区間が正式に廃止
1967(昭和42)年10月: 北野〜高尾山口の高尾線が開通
1968(昭和43)年: 通勤用
ロングシート
車で全国初となる冷房車を投入
1971(昭和46)年4月: 相模原線の京王多摩川〜京王よみうりランドが開通
1974(昭和49)年10月: 相模原線の京王よみうりランド〜京王多摩センターが開通
1978(昭和53)年10月: 笹塚駅〜新線新宿駅間の京王新線が開通
1980(昭和55)年3月: 京王新線と
都営新宿線
の相互乗り入れ開始
1988(昭和63)年10月: 相模原線の京王多摩センター〜南大沢が開通
1990(平成2)年10月: 相模原線の南大沢〜橋下が開通し、全線開通
京王電鉄
1998(平成10)年7月: 社名を京王電鉄株式会社に改称
2000(平成12)年10月14日:
パスネット
導入
2005(平成17)年6月: 英社名をKeio Electric Railway Co.,Ltd.からKeio Corporationに変更
2007(平成19)年3月18日:
PASMO
導入、
Suica
と相互利用開始
2012(平成24)年8月19日: 京王線柴崎〜西調布間(約2.8km)と相模原線調布〜京王多摩川間(約0.9km)が地下化
2013(平成25)年3月23日:
交通系ICカード全国相互利用
開始
特徴
路線
複雑な経緯を辿るが、現在は京王線系統と井の頭線系統の2系統で計6路線、総営業キロ84.7kmを営業している。
本線系統(京王線系統)
京王線
(本線) ‐ 新宿駅〜京王八王子駅 (37.9km)
京王新線
‐ 笹塚駅〜新線新宿駅 (複々線の扱い)
相模原線
‐ 調布駅〜橋本駅 (22.6km)
高尾線
‐ 北野駅〜高尾山口駅 (8.6km)
競馬場線
‐ 東府中駅〜府中競馬正門前駅 (0.9km)
動物園線
‐ 高幡不動駅〜多摩動物公園駅 (2.0km)
井の頭線系統
井の頭線
‐ 吉祥寺駅〜渋谷駅 (12.7km)
印象
大雪で他線が乱れた際も平常運転するなど、災害に強いというイメージがある。
また特特法の積み立てが終了し
運賃
値下げを実施したマスコミに報道され、比較的良いイメージがついている。
線路幅
本線系統の線路幅は1372mmと
偏軌
を採用しているが、井の頭線は1067mmの
狭軌
を採用している。これは元となった会社が違うためで、本線系統は軌道線、井の頭線は小田急グループであったためである。
また、本線と
相模原線
は
都営・新宿線
と
相互乗り入れ
している。
都営新宿線の建設と相互乗り入れに際し、本線系統の
標準軌
への改軌が検討されたが、これは実現しなかった。結果として新宿線が偏軌で建設されている。
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