オレンジカード |
辞書:鉄道用語の基礎知識 JR編 (RJR) |
読み:オレンジカード |
外語:Orange Card |
品詞:商品名 |
1985(昭和60)年に国鉄が発売した、国鉄用プリペイドカードの商品名。JR化後もそのまま引き継がれた。
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概要 |
500円、1,000円、3,000円、5,000円、10,000円の5種類があった。
現行の3,000円以下のカードにはプレミアムは無いが、かつてあった5,000円券は5,300円分、10,000円券は10,700円分使用可能だった。
しかし、偽造などの被害が相次いだり、高額カードを1回で使い切るような切符を買ってすぐ払い戻す(手数料分を差し引いても、プレミア分の方が金額が大きい)などの対策のため、5,000円券と10,000円券は使用停止になってしまった。
オレンジカード 3000円券
特徴 |
由来 |
1985(昭和60)年に国鉄が20万枚限定で販売した、東北・上越新幹線の上野駅開業記念がオレンジカードの第1号だったとされている。
新幹線の上野駅乗り入れに伴って、それまで上野と大宮を結んでいた連絡列車「新幹線リレー号」は廃止されたが、この列車の客室乗務員が「オレンジガール」と呼ばれていたことにちなんで「オレンジカード」と命名されたとされている。
その後 |
なくなりそうでなくならないのがオレンジカードだった。
JR四国を除きICカード乗車券も普及してきた現状にあって、おまけが付いてるわけでも無く、自動改札機をくぐれるわけでもないオレンジカードには、今や存在する価値がない。
テレホンカードよりは使い道があるとはいえ、今更オレンジカードを買おうと言う人は稀となった。そして、遂に廃止となった。
販売終了 |
Suicaが普及した首都圏では、オレンジカードは存在価値を失った。
首都圏では2007(平成19)年以降に徐々に取扱駅が縮小されており、そしてついに2012(平成24)年3月31日、東北地方や新潟・長野などを除く地域で販売終了となった。オリジナルオレンジカードについては、2012(平成24)年1月20日申し込みでJR東日本管内での販売が完全に終了した。
販売終了後も当分の間は、自動券売機、のりこし精算機などでは継続して利用可能。
TOICAが普及したJR東海管内と、ICOCAが普及したJR西日本管内でも、オレンジカードは存在価値を失った。
JR北海道とJR九州ではまだICカード乗車券が普及しておらず、JR四国に至っては自動改札機自体が普及していない状態だが、JRグループ全体で販売が終了されることとなった。
オリジナルオレンジカードについては2013(平成25)年1月18日の申し込みをもって終了し、2013(平成25)年3月31日をもってオレンジカードの発売自体が終了となった。
販売終了後も当分の間は、自動券売機、のりこし精算機などでは継続して利用可能。
関連カード |
オレンジカードの他に、JR各社が発行していた独自の磁気プリペイドカードは次のとおり。
いずれも、直接自動改札機に投入して利用できるカードだった。
イオカードはSuicaに、JスルーカードはICOCAに、ワイワイカードはSUGOCAにそれぞれ移行して販売を終了、磁気カードはオレンジカードに統一されている。
リンク |
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