X-by-Wire
読み:エックス-バイ-ワイア
外語:X-by-Wire
油圧など、機械的(物理的)に行なわれてきた制御や機能を、電子制御と、電気的なアクチュエーターやモーターで実現する技術。
概要
例えば、通常の機械式のペダルでは、踏み込み量は油圧などで伝えられる。
X-by-Wireでは、センサーで踏み込み量を計測し、その情報を電気的な信号で送受信することで、エンジンやブレーキの制御をする。
機械式と比べてきめ細かい制御が可能になるほか、機械的な構造が簡単になるため、足下の空間が広くなる、車体が軽量化できる、といったメリットがある。
特徴
主要なもの
X-by-WireのうちのXに、目的とする機能名を入れて規定される。
自動車で、全てが電子制御化されることを「Drive-by-Wire」といい、次のpyなものが考案されている。
- Brake-by-Wire (制動)
- Safe-by-Wire (エアバッグ・システムなど)
- Suspension-by-Wire (サスペンション)
- Steer-by-Wire (ステアリング)
- Throttle-by-Wire (スロットル)
車内LAN
情報の伝送には、車内LANが使われる。
それまでの車内LANの主流はCANだったが、速度が遅くX-by-Wireには対応できない。そこで、より高速なFlexRayへの移行が進んでいる。
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