熊野町ジャンクション
読み:くまのちょう-ジャンクション
外語:Kumano-cho^ JCT

 東京都板橋区に建設された、高速5号池袋線(5)と高速中央環状線(C2)とのジャンクション。熊野町JCT。
目次

概要

位置情報

接続路線名

沿革

特徴

接続方向
 このジャンクションは、次の方向のみが接続されている。
 つまり、中央道方面と東北方面を相互に接続する機能しかない。

立体構造

火災事故
 2008(平成20)年8月3日にタンクローリー横転・車両火災事故が発生し、通行止めとなった。
 下り線での火災事故だったため、熱でこの上を走る道路が歪み、架け替えを余儀なくされた。
 一日も早い復旧が求められたため、通常のコンクリートなら固まるまでに一月かかるところ一週間で固まる早強コンクリートを使用したり、メーカーの納期短縮の協力も受け、異例の速度での復旧を遂げた。
 池袋線(5)の上下線仮復旧は事故から6日後の2008(平成20)年8月9日である。
 新しい橋が架かった後、中環(C2)外回りは2008(平成20)年9月16日、中環(C2)内回りはその二日後にそれぞれ仮復旧、事故発生から73日後の2008(平成20)年10月14日午後に完全復旧した。
 報道によると、復旧工事費20億円、通行止めに伴う通行料金の遺失利益25億円で、被害総額は45億円にも上った。首都高速道路株式会社は運転手や運送会社(多胡運輸株式会社)、出光興産を相手取り賠償を請求、2016(平成28)年7月16日、東京地裁(青木晋裁判長)は事故の原因は運転手らにあると認め、約32億8900万円の支払いを運転手と運送会社に命じた。判決では、出光興産は発注者に過ぎないとして賠償請求を退けた。
 約33億の負債を抱えた運送会社の多胡運輸株式会社は2016(平成28)年8月4日、破産した。

前後の施設

高速5号池袋線(5)
 (北)(513)中台 ‐ 志村本線料金所 ‐ (511,512)板橋本町 ‐ 板橋JCT熊野町JCT ‐ (509)北池袋 ‐ (507,508)東池袋 ‐ 南池袋PA ‐ (505)護国寺(南)

高速中央環状線(C2)
 (北)(C33)王子南 ‐ (C31)滝野川 ‐ (C29)新板橋 ‐ 板橋JCT熊野町JCT ‐ (C28)高松 ‐ (C25,C26)西池袋 ‐ (C24)中野長者橋 ‐ 西新宿JCT(南)

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