サモア独立国
読み:サモアどくりつこく
外語:Independent State of Samoa

 太平洋の中央を走る国際日付変更線の近くに位置する島国。サモアの島、常夏だよ〜♪
目次

情報

基礎情報

一般情報

通信

電気

政情、内政

外交、防衛

経済

特徴

略史
 ヨーロッパ船に発見された後、19世紀には捕鯨船補給港として繁栄した。
 その後、ドイツが西サモア(これが現在のサモア独立国)、アメリカが東サモア(現在の米領サモア)を占領した。
 東サモアはいまもアメリカに占領されたままだが、西サモアは独立、その後国号を現在のサモア独立国とした。

沿革

生活習慣
 サモアは「常夏」すなわち「年間を通じて夏」であるので、薄着。
 サモア人の主食は、タロイモやタムイモなど芋と、バナナ、ブレッドフルーツ(パンの実)で、これらは年中豊富にある。芋は、蒸し焼きにしたり、ココナツクリームなどと煮込んで食べるのが主流。
 チップの習慣はない。


 交通は、車が左、人は右である。日本と同様。
 それまでは車は右側通行だったが、2009(平成21)年9月7日に左側通行に変更された。

時差変更
 サモアは現在、国際日付変更線を島の東に設定している。つまり、サモアは国際日付変更線の西側に位置する。
 しかしその前は、国際日付変更線の東側にあり、UTC-11つまり標準時から11時間遅れる、地球上で最も遅く日没を迎える国の一つとなっていた。2011(平成23)年5月10日、サモア政府は2011(平成23)年12月29日に時間帯の変更を発表、その後、予定通り時間帯を国際日付変更線の西側に変更した。変更後はUTC+13となり(時間は変わらず、日が1日早くなる)、今度は地球上で最も日の出が早い国の一つとなった。
 変更理由は、主要な貿易相手国であるオーストラリアやニュージーランドとは現在21〜24時間(つまりほぼ1日)もの時差があり週2営業日を無駄にすることになっているため、この改善が目的としている。変更すると、これらの国の時刻に近くなる。ニュージーランドのオークランドとはサマータイムだと24時間の時差があるが、飛行機で3時間程度の距離なので、朝NZを飛び立った飛行機が前日昼にサモアに付く、という楽しい経験ができた。トンガとは常に24時間の時差であった。
 そもそも、サモアが時間帯を国際日付変更線の東側にする決定をしたのは、この約120年前。当時は欧米諸国との貿易が盛んだった。一世紀以上を経て、国の事情が変わってきたということであろう。

アクセス方法

旅券と査証
 入国に際して、次のものが必要である。
 日本国籍で、短期(60日以内)であれば、商用、観光を問わず査証は不要。

空路
 日本からの直行便は無い。
 オーストラリア、ニュージーランド、フィジーなどを経由するのが一般的。

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