奄美大島
読み:あまみ-おおしま
外語:Amamio^shima Island

 南西諸島に属する薩南諸島に属する奄美諸島にある島の一つ。
目次

概要
 鹿児島から南に約380kmの位置にある。
 奄美諸島最大の島である。

自治体
 
 鹿児島県大島支庁に属し、現在は1市2町2村の5自治体がある。

基本情報

通信

略史

沿革
 古代の遺跡などがあり、古くから人が住んでいたことが知られる。
 やがて琉球に攻め込まれて支配される。江戸時代になると薩摩藩が琉球を平定し、此島は薩摩藩が統治するようになる。
 やがて廃藩置県により、薩摩藩は廃され鹿児島県となった。
 大東亜戦争終結後はアメリカに支配されるが、本土から分離されてしまい日本政府からの補助金が途絶えてしまったため経済的に疲弊、本土復帰運動が激化した。耐えかねたアメリカは、奄美の統治を諦めて日本に島を返還した。

地理

地勢
 島の最高峰は、湯湾岳(694m)である。
 島の周囲は460kmとされ、海岸線も広い。
 周辺に、次のような島がある。

運輸

道路

道の駅
 島内には1ヶ所の道の駅が存在する。
駅名沿線道路所在地電話番号
奄美大島住用国道58号奄美市住用町石原4780997-56-3355

鉄道
 島内に一般的な鉄道はないが、マングローブ林見物用の乗り物がある。

飛行場

特徴

気象
 亜熱帯海洋性気候に属し、年間を通して高温多湿である。
 降水量が多く、台風の常襲地でもある。
 1961(昭和36)年〜1990(平成2)年の30年間の統計では、日平均気温が10℃以下になる日がない。このため季節は、春夏夏秋、と巡る。
 5月上旬から梅雨が始まり、6月下旬に梅雨が明ける。
 年間の1/3は、日最高気温が25℃以上の夏日である。

規模
 日本の島では、本州などを除けば佐渡島に次いで五番目に大きな島である。
 「東洋のガラパゴス」とも呼ばれ、日本では二番目の広さを持つマングローブ原生林や、国の特別天然記念物「アマミノクロウサギ」、県鳥「ルリカケス」、その他絶滅危惧種など貴重な動植物の宝庫となっている。

自治体合併
 大きな島であったため、かつては名瀬市、大島郡笠利町、龍郷町、住用村、大和村、宇検村、瀬戸内町と、1市3町3村の7自治体があった。
 市町村合併が持ち上がるが、龍郷町は合併協議会に不参加、奄美大島以外の島を抱える瀬戸内町は奄美市という新市名案に反発して合併協議会から離脱するなど、島内のまとまりは良くない模様である。
 結果、名護市+住用村+笠利町→奄美市となった。

永住者向け
 島内には幼稚園/保育所から、小学校中学校、高等学校まであり、また養護学校もある。
 大抵のものは奄美市に揃っている。
 病院、保健所、家電屋、家具寝具店などは奄美市を中心に有り、島での生活に困ることはないようである。
 家庭裁判所簡易裁判所地方裁判所の支部が奄美市にある。

過疎化
 学校は高校まで揃っていて充分とは言え、娯楽が少ないと言うことで過疎化は進んでいる。
 人口減に対応するため、小学校や中学校の統廃合が進んでいる。

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