フルビット
読み:フルビット
外語:full bit

 日本の運転免許で、全免許を所持していること。
目次

概要
 古い12欄方式が採用される1994(平成6)年以前は、ビット方式と呼ばれる表示方法が採用されていた。
 運転免許証の右下には、免許の種類として縦書きで名前が羅列され、その上に数字の0か1が書かれ、1ならその免許がある、とする方式である。
 これが2進数であったためビットと呼ばれ、全てのビットを立てることがフルビットと呼ばれた。
 表示方式が変更になった今も、この名が引き継がれて使われている。

特徴

フル免許との差
 日本の運転免許は、上位免許と下位免許というものがあり、ある免許を持てば下位の免許を持っているのと同様に運転が可能となる制度が存在する。
 例えば、普通免許があれば、小型特殊自動車と原動機付自転車は専用に免許を取得しなくても運転することができる。これを著している時点では、理論上、大二・大特二・け引二・大自二という四種類の免許があれば全車両の運転が可能である。
 但し、ここでいうフルビットとは、このように単に全車両を運転するだけの免許を持っている、という意味ではない。あくまで「全てのビット」を立てたものをいう。

取得順序
 上位免許を取ると下位免許を取得することは出来ないため、フルビットを目指すためには順序が必要である。
 最初に取るものは、原付と小特であり、これを欠くと全免許を返納して取り直しをしない限り、二度とフルビットは達成できない。
 次に四輪車は、普通第一種、普通第二種、中型第一種、中型第二種、大型第一種、大型第二種、と取り進む。
 更に、大型特殊第一種、大型特殊二種、および、けん引第一種、けん引二種を取得する。けん引は、普通・大型・大特のいずれかを取得後に、取得できる。
 二輪車は、普通二輪をまず取り、次に大型二輪を取る。四輪車とは全く別の免許なので、四輪車の取得進捗の影響を受けない。
 これにて、めでたく「フルビット」達成となる。

旧12欄フルビッター
 12欄でフルビットを達成したものは少なからずいたが、現在は中型・中型第二種が追加され14欄となったため、これによって一旦フルビッターは全滅した。
 ここから再度フルビットを目指すためには、次の手順が必要である。
  1. 大型第一種、大型第二種の返納
  2. 中型第一種を返納して再取得するか、限定解除をする
  3. 中型第二種の取得
  4. 大型第一種の取得
  5. 大型第二種の取得

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