バチカン |
辞書:国土用語の基礎知識 世界地理編 (EGW) |
読み:バチカン |
外語:Vatican |
品詞:国 |
キリスト教(カトリック)を総括する法王聖座がある、世界最小の国。
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国に関する情報 |
基礎情報 |
国旗 |
国旗は正方形で、黄と白の縦二色旗。左半分が黄色、右半分が白色。
白中央に、紋章(教皇の三重冠と金銀のペテロの鍵)を配する。
国の状況 |
バチカンはイタリア共和国の中にある。
国境 |
城壁があり、これが国境となる。正式な入国には旅券や査証が必要とされるが、いわゆる観光地であるサン・ピエトロ大聖堂とバチカン美術館は、旅券がなくても自由に出入国可能。
また、大聖堂の広場側(サン・ピエトロ広場)側は城壁がなく、イタリアとの国境は簡単な柵(フェンス)であり、意識しないと国境だとは気付かない。
検問のたぐいもなく、誰でも簡単に国境を越えることができる。
軍備、経済 |
国としては、軍事力も経済力も持たない。
スイス衛兵が法王室の、市国警察がその他の警備をしているが、事実上イタリアの警察および軍隊に依存している。バチカンといえども決して非武装国ではない。
バチカン人? |
バチカンも一国家である以上、バチカン国籍も存在する。バチカン国籍を取得できるのは敬虔なカトリック信者でありかつ、教皇に仕える者のみである。これはあくまで、外交上の理由による便宜上のものといえる。
従って、(可能かどうかはともかく)仮にバチカン国内で産まれたとしても、バチカン国籍は取得できないらしく、その者は(なぜか)イタリア国籍になるらしい。
そして、バチカンで勤務する者で、バチカン内に住む者は2割に満たず、大半はイタリアに住み、バチカンに「出勤」しているそうである。
このような事情から、バチカン国籍は二重国籍が認められており、バチカン国民は全員、バチカン国籍の他に本国(大半はイタリアだろう)の国籍を持っている。
言語 |
公用語はラテン語であるが、実際に話されている主要言語はイタリア語である。
外交用語にはフランス語が使われている。
国の特徴 |
生活習慣 |
服装はカジュアルな洋服が主である。
チップの習慣がある。
治安など |
治安は良い。
時差 |
イタリアと同じUTC+1が採用されている。
日本との時差は8時間で、バチカン/イタリアが遅れている。
日本との関係 |
親日かどうかは定かではないが、少なくとも敵国ではない。
日本とバチカンの間では、天皇陛下はじめ皇族や、教皇含むバチカン要人の往来がある。
在留邦人は、2008(平成20)年9月現在、1名とされる。
アクセス方法 |
以下は著している時点での情報であるが、予告無く変更される可能性があるため、最新の情報は別途確認すること。
旅券と査証 |
「バチカン」そのものへの入国方法は定かではない。
イタリアへの入国に際しては、次のものが必要である。
査証は短期の旅行では不要。出国用航空券なども特に求められていない。
空路 |
バチカンには飛行場はない。
陸路でのみイタリアとアクセスされる。
周辺の国・地域 |
リンク |
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