階名
読み:かいめい
外語:Tonic sol-fa
音階の名前の一つ。
概要
西洋音楽では、調によって主音が変化する。
この時、音を音名で呼ぶと不便なことが多いことから、主音を基準として相対的な名称で呼ぶようになった。これが階名である。
特徴
日本
日本の場合、「ドレミファソラシ」は「階名」であり、音名ではない。
日本の場合、音名は「ハニホヘトイロ」を用いている。
学校教育でも同様のはずであるが、あまり区別せずに階名のドレミを音名の代わりに使うこともある。
英語では、do, reh, me, fa, so, la, teが階名(Tonic sol-fa)で、音名はCDEFGABである。
以降は、日本の場合を前提とする。
長調
長調の場合、主音を「ド」とする。
そして音が高くなる方向に、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、とする。
ハ長調ならハニホヘトイロはドレミファソラシだが、他の長調では違うものとなる。
短調
短調の場合、主音を「ラ」とする方法と「ド」とする方法がある。
ラの場合、音が高くなる方向に、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、とする。
日本の場合、主音を「ラ」とすることが多い。
イ短調ならイロハニホヘトはラシドレミファソだが、他の短調では違うものとなる。
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