調
読み:ちょう
外語:key

 西洋音楽における、メロディや和音の構成。
目次

概要
 一般的には全音階(七音音階)において、長音階を用いる「長調」と、短音階を用いる「短調」がある。
 譜面においては、調号を記すことで表わす。

特徴

呼称
 調は、♯または♭を一定個数付けて表わされる。また、♯と♭を混用することはない。
 調号の数は、物理的には0個から12個までがあり得る(12個は0個と同義)が、5個以上は殆ど使われず、7個までが常識の範囲内である。それを超える場合、長調なら♭、短調なら♯で表わすことができる。
 英語ではCDEFGABの音名の後に長調ならMajor、短調ならMinorを付けて呼ぶ(例: D Major)。
 日本語では、ハニホヘトイロの音名の後に長調/短調を付けて呼ぶ(例: ニ長調)。

変化
 調号の位置にある音は、何も書かなくても♯または♭が付いたものとして扱われる。なお、この効果はオクターブを問わず有効である。
 また、譜面上で調号と臨時記号が競合した場合、臨時記号が優先される。

一覧
調号の数調名
長調短調
012ハ長調(C)イ短調(Am)
111ト長調(G)ホ短調(Em)
210ニ長調(D)ロ短調(Bm)
39イ長調(A)嬰ヘ短調(Fm)
48ホ長調(E)嬰ハ短調(Cm)
57ロ長調(B)嬰ト短調(Gm)
変ハ長調(C)変イ短調(Am)
66嬰ヘ長調(F)嬰ニ短調(Dm)
変ト長調(G)変ホ短調(Em)
75嬰ハ長調(C)嬰イ短調(Am)
変ニ長調(D)変ロ短調(Bm)
84変イ長調(A)ヘ短調(Fm)
93変ホ長調(E)ハ短調(Cm)
102変ロ長調(B)ト短調(Gm)
111ヘ長調(F)ニ短調(Dm)
120ハ長調(C)イ短調(Am)

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