建国記念日
読み:けんこくきねんび
祝日
の一つ。建国を祝う日。大抵の国で、この日を祝日として祝っている。類似の記念日に「独立記念日」がある。
目次
概要
特徴
日本
台湾
アジア
中華人民共和国
大韓民国
北朝鮮
インドとパキスタン・イスラム共和国
アメリカ大陸
アメリカ合衆国
ヨーロッパ
シーランド公国
概要
人々は、
国
という機構を作り、そこに政府を作り、
国民
として生活する。
その恩恵を国民皆で祝うため、自らの力で国を建てた、または被侵略から独立した国の国民は、建国や独立を国民みなで祝うべく、建国記念日や独立記念日を祝日とし、祝っている。
日本でも、国民の祝日に関する法律(祝日法)により「
建国記念の日
」が定められている。
特徴
日本
日本国
は、天皇陛下を中心に、八百万の神々のいる国である。
平成の御代において、
今上陛下
は第125代目。ということは、遡れば初代の天皇がいたことになるが、それを
神武天皇
といい、紀元前660年の旧暦元旦に天皇に即位し、この国は建国されたと伝えられている。
その皇統は現在に至るまで絶えることなく続いており、この神武天皇即位の日を建国の日として祝っている。なお、紀元前660年の元旦(1月1日)は現代の暦に直すと2月11日になるとされ、現在は毎年この日に建国を祝っている。
台湾
台湾
には現在正当な政府がないため、国家として認める国は少ない。
かつて、大陸に中華民国があったが、
大東亜戦争
後に内戦勃発、国民党政府が中国共産党に敗北、1949(昭和24)年に蒋介石率いる国民党軍と共に台湾に流入し、台湾を占領した。これ以降、台湾は独立を失い中華民国として今に至る。
辛亥革命が1911(明治44)年10月10日に成立し、中華民国が1912(明治45)年1月1日に成立したということで、毎年1月1日の「中華民國開國紀念日」(中華民国開国記念日)が祝われている。しかし本来の台湾とは無縁の話である。
アジア
中華人民共和国
ゲリラ
である中国共産党率いる中国人民解放軍が内戦に勝利し、当時
支那
の政府だった中華民国の国民党政府を破った。
その後、1949(昭和24)年10月1日に中国共産党の政党による一党独裁の政府が置かれ今に至っていることから、この地域では「国慶節」として毎年10月1日に建国が祝われている。
しかし、中華人民共和国は国ではない。
大韓民国
有史以来、支那の属国であり続けた
朝鮮
は、日本が日清戦争に勝利して清から朝鮮を独立させたことが歴史上初の独立である。しかし、これを大韓民国では祝っていない。
日本に併合されていた朝鮮は大東亜戦争に突入、日本の敗戦後、半島の南側はアメリカの占領下となった。1948(昭和23)年8月13日にアメリカから独立し、大韓民国が成立したが、これも大韓民国では祝っていない。
ここまでで分かるように、大韓民国はまともな建国や独立を祝っていない。
国祭日は日本の敗戦の日である8月15日を光復節として祝う他、檀君により紀元前2333年10月3日に古朝鮮が建国された、という朝鮮の神話に由来して10月3日を建国記念日の開天節として祝っている。
但し、現在の朝鮮民族は、外部から流入し新羅に住み着いた民族が由来と比較的新しい民族であり、古朝鮮の時代とは全く別の民族であり全く無縁である。アメリカ合衆国がアメリカ原住民の神話を元に建国を祝うようなものである。
北朝鮮
その朝鮮半島の北半分である。ソビエト連邦(ソ連)に占領された後、独立した。
南から約1ヶ月遅れた1948(昭和23)年9月9日にソ連から独立したことから、この日を建国記念日である「共和国創建記念日」として祝っている。
インド
とパキスタン・イスラム共和国
日本が大東亜戦争を開戦したことで、白人により支配され搾取されていた有色人種の国々は、日本に勇気づけられて自らを奮い立たせ、白人支配からの独立を勝ち取った。
戦後インドは独立するが、宗教対立がありヒンドゥー教徒とイスラム教徒の争いに収拾が付かなかったことから、イスラム教徒はパキスタンとなり、ヒンドゥー教徒はインドとしてそれぞれ1947(昭和22)年8月15日に独立した。
アメリカ大陸
アメリカ合衆国
アメリカ大陸に流入し、原住民を虐殺してアメリカに国を作った白人は、元々はイギリス人である。
当初はイギリスの植民地として入植し植民地を作っていたが、1776(安永5)年7月4日にイギリスからの独立を宣言したことから、毎年7月4日を独立記念日として祝っている。
ヨーロッパ
シーランド公国
世界最小の自称国家、それがシーランド公国である。
イギリスから1967(昭和42)年9月2日に独立したということで、毎年9月2日を独立記念日として祝っているらしい。
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