勅祭社
読み:ちょくさいしゃ

 天皇の名代である勅使を受け、祭祀、奉幣がせしめられる神社。
目次

伊勢神宮
 伊勢神宮には毎年、五大祭のうちの祈年祭(きねんさい)、神嘗祭(かんなめさい)、新嘗祭(にいなめさい)に勅使が遣わされている(月次祭(つきなみさい)は幣帛を奉られる)が、これは別格中の別格である。
 従って、神宮は勅祭社とは呼ばれていない。

現在の勅祭社
 次の17社(うち現存は16社)が勅祭社である。
 社格または旧社格は、靖国神社のみが別格官幣社で、他の社は全て官幣大社である。

勅使の差遣
 現16社のうち、宇佐神宮と香椎宮は10年ごとに、鹿島神宮と香取神宮は6年ごとに勅使が差遣されている。
 また靖国神社には毎年春秋二度の例大祭に勅使が差遣されており、勅祭社の中では別格の扱いとなっている。

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