五穀
読み:ごこく

 5種類の穀物。通常は・粟(あわ)・稗(ひえ)・のことをいう。

概要
 元々は支那で用いられた言葉で、最古の用例は『論語』。
 但し『論語』では単に「5種類の穀物」を指すだけでどの種類かは書かれておらず、その後儒教では稲・黍(もちきび)・稷(きび)・麦・菽(まめ)を指す場合と、麻(あさ、一説に胡麻のこと)・黍(もちきび)・稷(きび)・麦・豆を指す場合とに分かれた。麻が入っているのは、食品植物だけではなく重要な栽培植物を挙げたものらしい。
 時に、麦・粟・稗・黍・胡麻のことをいう場合もあるようだ。

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