DCF
読み:ディースィーエフ
外語:DCF: Design rule for Camera File system
デジタルカメラ用の統一ファイルフォーマット規格。JEIDA(後のJEITA)により制定された。
概要
JPEGファイルとして使われているデファクトスタンダードJFIFの上位互換ファイルフォーマットとして作られた。
画像の他に、撮影日時やカメラの機種などの情報、ファイル名規則、ディレクトリ名規則、ファイル中に含めるサムネイル画像の扱いなどについて定められている。
基本的にはExifを採用したJFIFそのものであるが、仕様が曖昧であった箇所などは厳密化されている。
特徴
基本機能(対応カメラおよびプリンターなどの再生機で必ず搭載する)として、次のようなものが定められる。
- DCF基本ファイル(Exif-JPEG)形式での記録
- ファイル番号を持ったファイル保存
- フォルダー番号を持ったフォルダー(ディレクトリ)保存
- サムネイル(160×120ピクセルのJPEG)再生
- コマ番号(フォルダー番号-ファイル番号)表示
- 1800×1200ピクセルまでのExif-JPEG形式ファイルの再生
またオプション機能として、次のようなものもある。
- DCF基本ファイル以外の拡張フォーマット(非圧縮など)での記録、再生
- 外付けサムネイル画像の記録、再生
- 1800×1200ピクセル以上のサイズの画像再生
DCFなどともっともらしい名前は付けられているが、実際にはExifそのものであり、ExifとCIFFでほぼ二分されていたフォーマットを統一することが目的とされたようだ。
現在では元CIFF陣営も、DCFという名のExifを採用している。
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