Φ
読み:ファイ
外語:Φ: phi
ギリシャアルファベット
第21字。大文字Φ、小文字φ。
ラテンアルファベット
に対応する文字はない。
目次
概要
主な用途
科学
通信
文字を含む語
科学
その他
φに似た記号
記号
空集合〓
直径の記号〓
符号
概要
名称
古代: φι~ (プ
フ
ィー)
現代: φι (フィ)
慣用: phi (ファイ)
音価
古代: [p〓]
現代: [f]
対応
ラテンアルファベット
: ph
主な用途
科学
電磁気学でφは、磁束を表わす記号
数学
でφは、「
空集合
」の記号の代わり (実際は0に斜線の「
〓
」)
数学でφは、
直径
の記号「〓」の代わり (実際は丸に斜線)
量子力学
でφは、
ψ
とともに
波動関数
(
シュレーディンガー方程式
の
解
)を構成する
物理学
でφは、位相差を表わす記号
通信
アマチュア無線
でΦは、0の代わり
文字を含む語
科学
天文学
でφ星は、バイエル符号(学名)における
恒星
の名の一つ
物理学でφ中間子は、
素粒子
の一種で、
中間子
の一種
その他
AA
で「φ」は、
鉛筆
などを持った手を表わす。φ(..)m
2ちゃんねる
で「φ」は、記者キャップを表わす記号
φに似た記号
記号
「
直径
の記号」の記号は○に斜線、「
空集合
」の記号は0に斜線である。ギリシャ文字のφに似ているが、実はギリシャ文字のφではない。
この記号は、ストローク付き大文字Oの「〓」が元だとされるが、該当する記号は
JIS X 0208
に存在しないためφで代用されることも多かった。
空集合〓
空集合の記号
〓
は
Unicode
でU+2205、
JIS X 0213
で1面2区39点にある。
直径の記号〓
直径の記号〓はUnicodeでU+2300にある。JIS X 0213には存在しない。現在ではまだ、この記号を正常に表示できる環境はとても少ないようだ。
直径の場合、単位が[mm]の場合は省略され、例えば直径0.5mmを0.5〓と書く。
符号
電算処理では、次のような符号位置を使う。
Φ (GREEK CAPITAL LETTER PHI)
Unicode
‐ U+03A6
JIS X 0213
‐ 1面6区21点 (1-6-21)
φ (GREEK SMALL LETTER PHI)
Unicode
‐ U+03C6
JIS X 0213
‐ 1面6区53点 (1-6-53)
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