真言宗
読み:しんごん-しゅう
大乗仏教における宗派の一つで、日本仏教の十三宗の一つ。
宗派の概要
- 開祖 ‐ 弘法大師空海
- 本尊 ‐ 大日如来
- 経典 ‐ 大日経、金剛頂経、理趣経、般若心経
- 唱名 ‐ 南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)
- 総本山 ‐ 高野山真言宗 金剛峯寺(和歌山県伊都郡高野町大字高野山)
- 数珠(念珠) ‐ 百八珠(本連)、房は左右とも二つ
宗派の情報
教義
真言とは、仏の真の言葉である。
これを心と体で会得し、もって即身成仏を説く教えである。
特徴
空海は支那へ渡り密教を授かり、それを日本に伝えるため、唐から帰国した806(大同元)年に開宗した。本尊である大日如来とは宇宙、そして絶対の真理の象徴である。
曰く、身に智拳印を結び、口に真言を唱え、心に本尊(大日如来)を念ずれば、即身成仏できると説かれた。
なお、真言宗は出家が前提となっている宗派である。
仏壇
真言宗の仏壇は、最上段の中央に本尊の大日如来を祀る。向かって右は弘法大師、左は不動明王である。
仏飯器・茶湯器は一つまたは三つで、本尊前に置く。一つの場合は本尊、三つの場合は本尊、先祖、無縁さんにお供えするものとされている。
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