時に、長い訓読みがあるとして話題に上がる字。
- 部首: 馬 + 16画
- 総画: 26画
- 解字: 〓馬〓
- 馬が躍る
大漢和辞典には、次のように書かれている。
【〓】 45071 ト〓ウ ド〓ウ 〔海篇〕徒登切 ※韻の説明は「蒸〓、平聲」
(一) 馬がをどる。〔海篇〕〓、馬躍也。
(二) 騰〓(12-44915)の俗字。〔集韻〕騰〓、俗作レ〓。
「うまがおどる」とあるが、馬が(ダンスを)踊るわけではなく、飛び跳ねたりする意の「躍る」を意味しているようである。
康熙字典網上版には、次のように書かれている。
〓 〔海篇〕徒登切音〓騰馬躍也
音は、反切で「徒登」、直音法で「騰」としている。義は大漢和辞典に引用されているとおりである。
「なんだかとっても!いいかんじ」では、「うまがおどる」という訓読みを与えている。この典拠は「漢字部屋」に訓として記されていたことによる。漢字部屋は、参考文献として大漢和辞典、漢字源、新大字典、新漢語林、中華字海を挙げているが、訓を拾った元を明らかにしていない。
恐らく、大漢和辞典にあった義「馬がをどる」をそのまま訓としたものと思われる。訓読みとしては全く熟しておらず、コンセンサスも得られていない。
- 文字番号
- 符号
- Unicode
- 日本
- 台湾
- EUC-TW: 8E A3 E1F3
- Big5: 9557(HKSCS-1999)、9CFE(UAO)
用語の所属
漢字