特別永住者証明書
読み:とくべつえいじゅうしゃしょうめいしょ
外語:special permanent resident certificate

 日本の特別永住者に交付されるICカード。
目次

概要
 日本の特別永住資格を持った在日朝鮮人と在日台湾人に交付されるカードである。券面に記載された内容は、内蔵されたICチップにも記録されており、偽造が困難となっている。
 旧「外国人登録証明証」に代わって、2012(平成24)年7月9日から使用されるようになった。

特徴

交付条件
 特別永住者であること。

通名
 在日特権として存在していた通名は記載されない。
 「外国人登録証明書に記載されていた「通称名」については、特別永住者証明書には記載されません。」と説明されている。

有効期限
 16歳未満の者については16歳の誕生日まで。
 16歳以上の者については各種申請・届出後7回目の誕生日まで(特別永住者証明書の更新をする場合には、更新前の有効期間満了日後の7回目の誕生日まで)。

住民票
 特別永住者証明書の交付対象となる者は、改正された住民基本台帳法に基づいて、住居地の自治体が住民票を作成する。
 従来の「外国人登録原票の写し」や「外国人登録原票記載事項証明書」に代わる証明書として、住居自治体の窓口にて住民票の写しを受けることができる。

記載事項

仕様
 ICチップの情報を読み取るための技術仕様が公開されている。
 カードはISO/IEC 14443 Type B(JIS X 6322 B型)(非接触・近接型)であり、運転免許証住基カードなどと同様である。
 IC内情報にカード種別が1バイトあり、'1'(0x31)で在留カード、'2'(0x32)で特別永住者証明書となっていて、記録内容に差はあるがほぼ共通の仕様となっている。
 なお、顔画像についてはJPEG 2000を使用し、最大3000バイトとされている。

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