悪 |
辞書:文化用語の基礎知識 民俗学用語編 (LFOLK) |
読み:あく |
外語:evil |
品詞:名詞 |
肯定的要素である善に対立する、否定的要素。
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概要 |
人道や法律などに反すること。不道徳、反道徳的なこと。
悪徳、大罪などとして、人のしてはならないことを悪と言うことが多い。
特徴 |
日本 |
日本においては、「強い」の意味で「悪七兵衛景清」など、特に人名につけることがある。
キリスト教 |
キリスト教では、神学者によれば悪は人間が善を行なう為に許された自由の濫用と定義される。
アダムらが犯した罪によって人間に課せられた原罪は、キリストが償ったことによって必要悪として存在し続けている。
また悪の存在は、善の性質をより明確にするための対比であるとも説明される。究極的には悪の存在も神に従属するという。
仏教 |
仏教では、本来、善と悪とは相対的区別にすぎないとされ、そのような行ないは現世に何らかの結果のみを残すだけであり、むしろそれを超えた次元を知ることが大切とされる。
悪は主に貪欲、瞋恚、愚癡に代表される三悪に集約される。前者の二つは心を悪業に向かわせる煩悩であり、後者はその煩悩の根源である根本悪とする。
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