カバラ |
辞書:文化用語の基礎知識 民俗学西洋編 (LFOLKW) |
読み:カバラ |
外語:Kabbalah |
品詞:名詞 |
ユダヤ教の口伝秘教。ヘブライ語で "伝統" を意味する。
アブラハムが大祭司メルキゼデクから伝授された天界の秘密や、モーセが受けた神の啓示のうち "律法" に著せきれなかったものを、口伝で後世に伝えたもの。後に西暦3-6世紀にカバラをまとめた "形成の書" が成立して生命の樹の宇宙論体系が完成し、13世紀にゾーハルがスペインで著され(旧約)聖書の秘境的解釈が明らかになると、長い間秘密にされていたカバラがついに世の中に知られるところになった。
カバラでは神を信仰の対象としてではなく、認識できる存在としてそれに近づく道を示す。修行者は生命の樹を昇って宇宙の真理に触れ、神に直接仕えることを目的とする。
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