mstdn.jp
読み:ますとどん-じぇいぴー
外語:mstdn.jp

 日本を代表するMastodonのサーバーであり、日本の三大サーバーの一席。
目次

概要
 オールジャンルのサーバーで、かつてはMastodon初心者で最初に使うサーバーに迷った場合、とりあえずここを使う人が多かった。
 もともとは(当時)大学院生のぬるかる氏が開設した個人的なサーバーだったが、人気を集めた結果、巨大なサーバーへと成長を遂げることになった。
 最初はmstdn.nil.nuとして始まり、その後たまたまドメインが取れたmstdn.jpに移行し、そのまま日本を代表するサーバーとなった。このため単に「jp」と呼ばれるほどに日本を代表するサーバーとなった。

特徴

由来
 ぬるかる氏が当時のmastodon.nil.nuサーバーを作った理由は、サーバー選びが面倒臭かったから、としている。
 当時、日本人はmastodon.cloudに流れ込んだ。このため現在でも日本人が圧倒的に多いが、当時は謎の「日本語投稿はやめろ」圧力が日本人によってもたらされ、それから逃れるために自分でサーバーを立てたとしている。

ユーザー層
 このサーバーはTwitterにうんざりした層から率先して移住したため、当初はTwitter初期の雰囲気に近く「Twitter老人会」と言われることもあった。
 開設当初は無意味に「膣」と連呼するアカウントが多く、このサーバーは「膣鯖」とまで呼ばれたが、ぬるかる氏が激怒したことから現在ではほぼ鎮静化している。

ローカルタイムライン
 ローカルタイムラインを使っての雑談が活況で、2018(平成30)年8月1日に4000万トゥートを突破した。
 2020(令和2)年8月末現在はユーザー数20万を超え、5600万トゥートを突破しており、6000万トゥートも近い状態である。

管理人の変遷
 最初の管理人は「ぬるかる」氏である。
 2018(平成30)年10月1日にぬるかる氏が管理人を退任、合同会社きぼうソフトに譲渡された。
 これを契機に空洞化が進むが、更に2019(令和元)年7月1日に合同会社分散型ソーシャルネットワーク機構(dsno)に譲渡された後、2019(令和元)年12月5日に合同会社きぼうソフトは破産してしまった。破産する前にMastodonサーバーだけ逃がした、とも受け取れる。
 その後、ネット上の中傷に対する法制強化が取り沙汰されるようになると、運営の事務負担増加に対応できないことを理由に閉鎖を発表するが、米ベンチャー企業のSujitech, LLC.がこれを引き受け、2020(令和2)年7月1日をもってSujitech, LLC.に譲渡された。

再検索