b-mobile Doccica
読み:ビーモバイル-ドッチーカ
外語:b-mobile Doccica

 日本通信によるMVNOのデータ通信端末。3G携帯電話と公衆無線LANに対応する。
目次

概要

端末
 USBに接続して使用する装置として市販されている。商品の型番は「BM-DC1-500M」、装置単体の型番は「MF636」で、支那のZTE社製。
 NTTドコモ3Gネットワークと、Wi-Fiに対応する。但しWi-Fi機能は本体に内蔵されていないので、別途Wi-Fi内蔵の電子計算機またはWi-Fi規格準拠無線LANアダプター等が必要。

料金
 料金はプリペイド方式。前払いでチャージすることで支払う。購入時点では5000円分がチャージされている。
 通信料は1分10円(税込)で、100分(1000円)単位でチャージする。
 有効期間があり、300分(3000円)までは60日、500分(5000円)までは90日、1000分(1万円)までは120日となっている。必要に応じて、300円で30日間の有効期間延長も可能。
 3Gでの通信料は1分10円の等価換算である。
 公衆無線LANスポットの利用は、時間を問わず1回につき3G通信料30分間分(300円)と換算する。
 なお、専用のチャージWebサイトへの接続料金は無料となっている。

特徴

ソフトウェア
 パソコンのUSBに装置に挿入すると、自動的に必要なソフトウェアがインストールされる。
 対応するオペレーティングシステムは、次の通り。

開通手続き
 購入後、使用前に「開通手続き」が必要である。
 マニュアルに書いてある番号に携帯電話やPHSなどから電話して登録を済ませると、15分程度で利用可能になるとされている。

補足

当初発表
 当初発表されたものは、3G携帯電話とWILLCOMのどちらかを使う、ということから「ドッチーカ」だとされていた。
 その後は紆余曲折あったようで、WILLCOMではなくWiFiとの「ドッチーカ」となったようである。

当初仕様
 日本通信は2006(平成18)年10月31日、WILLCOMの通信設備に加え、NTTドコモauソフトバンクモバイルのいずれかが提供する3Gデータ通信サービスを切り替えて利用できるサービス「ドッチーカ」を発表した。
 この時発表されたパッケージは次の三種類で、価格は6ヶ月分の通信費、通信カード込みで15万〜20万円が予定とした。
 この発表時点では前3社はなおMVNOに応じていないが、発表では事業者のどこか1社と相互接続完了から1ヶ月以内にサービスの提供を開始するとしていた。
 この仕様では、通信カードは3Gデータ通信とPHSで別々となり、PCカード2枚搭載可能な機種が必須としていたが無理があったらしく、PHSはあきらめて現行のUSBに差し込む仕様への変更となったようである。

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