Wake On LAN
読み:ウェイク-オン-ラン
外語:WOL: Wake On LAN
LANから電子計算機の電源を入れる技術。略称は「WOL」。
概要
NICに対して特定のフレームを送信したり、リンクを確立したりなど、予め決めた条件を満たすことで、遠隔からの電源制御が実現される。
実現には、次の三つが必要となる。
現在では、オンボードLAN搭載のマザーボードにはこの機能が全て組み込まれており、あとはOSから設定を有効にするだけで実現可能になる場合も多い。
特徴
種類
電源投入の条件により、次のように分類される。
最も多いのは、Magic Packetを用いるWake on Magic Packetである。
Wake On WAN
Wake On "LAN"とはされているが、Magic Packet自体は下位のプロトコルに依存しないため、WAN経由、つまりインターネット越しによる制御も可能である。
LANにおいてはブロードキャストでパケットを送信することになるが、これではルーティングできない。WAN経由であれば、現実的にはUDP/IPなどを使うことになる。
但しこのためには、その機器のIPアドレスとMACアドレスの双方を管理する必要があり、あまり現実的でないのも事実である。
この解決方法として最も安全と考えられているのは、WAN経由でMagic Packetを投げるのではなく、専用の装置をLAN内に導入し、これを遠隔より制御してLAN内にMagic Packetを発行する、という方法である。
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