USB BC |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術接続編 (CTIF) |
読み:ユーエスビー-ビースィー |
外語:USB BC: USB Battery Charging |
品詞:名詞 |
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概要 |
USBを用いて高速な充電を実現するための仕様。
USBコネクターを、通信だけでなく、充電器と兼用する場合に使われる。物理的制約の厳しい携帯電話機や携帯音楽プレーヤーなどは、概ねmicroUSBが充電端子兼用となっている。
特徴 |
容量 |
通常のUSB 2.0では500mA、USB 3.0なら900mAまでが最大だった。
USB BCでは、USB 2.0互換のコネクターとケーブルを利用した拡張を定義し、USB BC 1.2で5V/最大1.5Aを供給可能。
これ以上の給電については、別途「USB PD」が規定されている。
電源種類 |
USB BCでは、3種類の電源種類が規定されている。
SDP |
USB 2.0で規定されているものと同様のもの。
Low Powerで5V 100mA、High Powerで5V 500mA、サスペンド中は5V 2.5mAを供給できる。
CDP |
USBデータライン(D+とD-)を用いたハンドシェイクを実施してエニュメレーション(接続認識)を行なう。
二段階の手順にてCDPかどうかを認識する。
DCP |
USBとしての通信を一切せずに最大1.5Aの充電を可能とするもの。USBデータライン(D+とD-)間を200Ωの抵抗器で短絡することによって識別可能とする。
USB 2.0の通信をサポートしないためUSB機器としては認識されないが、エニュメレーション(接続認識)なしでの充電が可能であるため、簡易かつ安価に済む。ACアダプターやカーアダプターの製品で一般的である。
技術 |
接続手順 |
通常のUSBは、次の手順が実行される。USB用語で、各々次のように命名されている。
USB 2.0との差異 |
USB 2.0の電源供給の場合、デバイスが受給できる電流を把握できるのは、エニュメレーションと設定の段階である。
そして、エニュメレーションと設定を行なうためには、USBのプロトコルを用いてデバイスとホスト間の通信をする必要がある。
USB BCではより簡単に電源供給できるよう簡易な方法も定義されており、この方法を用いると、エニュメレーションを実施する前に充電することが可能である。
リンク |
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