UIMカード
読み:ユーアイエムカード
外語:UIM card
UIMのうち、ISO/IEC 7816に準拠した接点を持った、カード状のもの。USIMカードなどとも呼ばれる。俗にSIMカードとも。
概要
標準的なサイズのものは、横(長辺)が25mmであり、4つある角の一つが落とされ誤挿入できないようになっている。
接触型ICを採用したクレジットカードと同様の接点が付いており(これがISO/IEC 7816)、内部には小型のCPUなどマイコンとROM/RAMが含まれ、携帯電話機と情報のやり取りをするようになっている。
特徴
種類
日本では、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルが採用している。
- FOMAカード(青・緑・白)/ドコモUIMカード(赤・ピンク)
- SoftBank 3G USIMカード
- EM chip
NTTドコモのものは現時点で5つのバージョンがあり、バージョン1から3が「FOMAカード」、バージョン4から5が「ドコモUIMカード」である。バージョン2以降で国際ローミング対応、バージョン4以降がXi対応、バージョン5は更にNFCに対応している。
端子
カードの左側に付けられるが、そのさらに左上をC1とすると、左側がC1からC4、右側はC5からC8である。中央は右上と繋がっているが、これはC5であることが分かる。
- C1 VCC (5V/3V/1.8V)
- C2 RST
- C3 CLK
- C4 RFU
- C5 GND
- C6 VPP
- C7 I/O
- C8 RFU
つまり、Lの字になっていて妙に存在感を主張している端子はGNDなのである。
電源はC1に印加され、ClassAが5V、ClassBが3V、ClassCが1.8Vである。近年の主流は、3Vか1.8Vである。
クロック信号は外部からC3に印加される。クロック周波数は1〜10MHzとなっている。
小型化
接点部分の規格は維持したまま、カード全体の小型化を図ったものがある。
通常の大きさのUIMカード(USIMカード)が横25mm×縦15mmなのに対して、miniUICC(micro-SIMともいう)は横15mm×縦12mmと小型化されている。
この小型のminiUICCカードは、AppleのiPadシリーズ、iPhoneシリーズなどで使われている。
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