UICC
読み:ユーアイスィースィー
外語:UICC: Universal Integrated Circuit Card
GSMやW-CDMA(UMTS)端末で使われているスマートカード。
概要
物理的仕様はいわゆるSIMカードと同じである。
SIMカードは小型だが64Kiバイトあるいは128Kiバイト程度のメモリーを搭載することができ、このため様々なアプリケーションが導入できる。
UICCは、SIMアプリケーション(GSM用)またはUIMアプリケーション(UMTS用)を内蔵したICカードであり、その他に様々なアプリケーションを含むことができる。
Inter-Chip USB(IC_USB)と呼ばれるUSBベースの物理層を用いた規格では、USB 1.0/USB 1.1のフル・スピード(12Mbps)相当の速度がある。
特徴
種類
- 携帯電話機用
- PHS用
- PIMカード ‐ 支那のPHS用
- W-SIM ‐ WILLCOM
日本
日本ではSIMは使われていない。とてもよく似た他のカードが使われている。
端子
カードの左側に付けられるが、そのさらに左上をC1とすると、左側がC1からC4、右側はC5からC8である。中央は右上と繋がっているが、これはC5であることが分かる。
- C1 VCC 回路電圧 (5V/3V/1.8V)
- C2 RST リセット信号
- C3 CLK クロック信号
- C4 RFU 将来利用(Reserved for future use)
- C5 GND グランド
- C6 VPP 書き込み供給電圧
- C7 I/O データ入出力信号
- C8 RFU 将来利用(Reserved for future use)
デザインは様々あるが、一般に中央部に配されている端子はGNDである。
電源はC1に印加され、ClassAが5V、ClassBが3V、ClassCが1.8Vである。近年の主流は、3Vか1.8Vである。
クロック信号は外部からC3に印加される。クロック周波数は1〜10MHzとなっている。
C4とC8は、そもそも使われていないため端子自体がないことが多い。Inter-Chip USB(IC_USB)対応品では、この2端子を使って最大12Mbpsの速度を実現している。
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