TIP
読み:ティーアイピー
外語:TIP: Tertiary Ideographic Plane

 UnicodeおよびISO/IEC 10646の第3面。Unicodeにおいて現在策定中の面で、将来的に追加される。
目次

概要
 JISによる公式訳はまだ無いが、Tertiary Ideographic Planeを直訳すると「第三漢字面」となる。
 漢字またはそれに類する文字だが、現在使われていないものが対象で、現用のものは基本多言語面(BMP)または補助漢字面(SIP)に収録される。BMPでもSIPでもない面なので「第三」なのだろう。
 UnicodeにおけるTIPのロードマップによると、古代漢字、つまり、商王朝、西周王朝、春秋時代、戦国時代、そして秦王朝の各時代に属する文字の符号化を想定している、としている。
 文字番号は、U+30000〜U+3FFFDである。

特徴

沿革

リビジョン
 まだ仕様は未確定だが、Unicodeのバージョンアップに伴い、リビジョンだけは進んでいる。

符号化
 この面は、UTF-8UTF-16UTF-32のいずれの符号においても、4オクテットとなる。

収載文字
 次のような文字が収載される予定。
 また戦国時代の次のような文字も策定中とされる。

Unicodeマップ
 現在提案中の符号位置は、次の通り。
UCS (16進)用途追加版
30000〜317FF甲骨文字提案中
31800〜31FFF(( 空き領域 )) 
32000〜32FFF金文提案中
33000〜33FFF(( 空き領域 )) 
34000〜368FF小篆提案中
36900〜3FFFD(( 空き領域 )) 

再検索