TCP ACKスキャン
読み:ティースィーピー-アック-スキャン
外語:TCP ACK scanning

 ステルススキャンの一つ。TCP接続を確立させずにいきなりACKパケットを送りつけるもの。
目次

概要
 サービスの提供状況に関わらずRSTパケットが返ってくる。
 帰ってくるRSTパケットは、サービスが提供されていない場合においてTCPヘッダーウィンドウサイズが0になる。これを見てポートが開いているかどうかを判断する。

特徴
 TCP ACKスキャンはどちらかというとポートスキャンよりもファイアウォールフィルタリング状況を確認するために使われる。これは相手が必ずRSTパケットを返してくるという特性を利用したものである。
 ファイアウォール越しに、あるホストに対してTCP ACKスキャンを行なった際、RSTパケットが返って来た時にはそのポート番号の通信をファイアウォールが通すことを意味する。
 何も返ってこないか、ICMP Destination Unreachableが帰ってくるときは、ファイアウォールがそのポートを塞いでいることが分かる。

再検索