TCPクリスマスツリースキャン
読み:ティースィーピー-クリスマスツリースキャン
外語:TCP christmas tree scanning

 ステルススキャンの一つ。FINURGPSHの三種類のフラグが立ったパケットを送信するもの。
目次

概要
 フラグの内容に矛盾があるためそのTCPパケットを処理することはできず、したがってそのパケットを処理することは出来ない。
 このため、そのポートでサービスが提供されている場合には、送信ホストには何も帰ってこない。
 一方、そのポートでサービスが提供されていない場合はRSTパケットが帰る。
 この応答を見てポートが開いているかどうかを判断する。

特徴
 当初は全てのフラグ(URGACKPSHRSTSYNFIN)を立てていた。このすべてのフラグが立っている様子がクリスマスツリーの飾りつけを想像させたことがTCPクリスマスツリースキャンの語源となっている。
 但し、実際には先に述べた三種類のフラグが立っていれば十分である。
 なお、相手がMicrosoft Windowsホストの場合、RSTパケットさえも帰って来ないため、このポートスキャンは有効でない。代わりにWindowsホストであることが分かる。

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