SYSTAT
読み:エスワイ-スタット
外語:SYSTAT

 アクティブなユーザーの情報を得るための通信プロトコルの一つ。
目次

概要
 11/tcp又は11/udpのポートを利用する。
 仕様は、RFC 866(STD 24)に簡潔に記載されている。

特徴

機能
 接続すると、アクティブなユーザーについての一覧が返され、TCPの場合はコネクションはすぐに切断される。
 その内容がどのようなものかは定義がなく、実装依存である。

実装
 UNIX互換OSの場合、基本的にはinetdから呼び出されるプログラムが、この処理を行なっている。
 しかし最近では、セキュリティ対策の一環として、必要のないサービスは停止して外部からの侵入口を減らすことが多い。このサービスは、もはや興味本位以外で使われることはないという理由で、真っ先に停止させられる代表となっている。
 通常のinetdの場合、設定は「/etc/inetd.conf」にて行なわれる。設定例は次の通り。
 systat stream tcp nowait nobody /usr/sbin/tcpd /bin/ps -auwx
 この場合はつまり、nobodyユーザーとして「ps -awwx」を実行した結果を返すことになる。
 初期状態では先頭に # が書かれ、つまりコメントアウトされておりサービスが起動していない状態となっているはずである。
 なお、xinetd を使用している場合は /etc/xinetd.conf であり、どちらもインストールしていない場合はファイル自体が存在しない。

再検索