SNMP
読み:エスエンエムピー
外語:SNMP: Simple Network Management Protocol
ネットワークに接続された機器を、ネットワーク経由で監視したり管理するための通信プロトコル。
概要
ルーターやインテリジェントHUBなどのネットワーク機器(エージェント)の持つネットワーク管理情報を、管理システム(マネージャー)に送る際の標準のプロトコルとして使われている。
下位のプロトコルはIPやEthernetだけでなく、IEEE 802.3、IEEE 802.5(Token Ring)、ARCNET、FDDIなど、様々なものが想定されている。
IPネットワークでは、コマンドに161/udp、トラップに162/udpが一般に使われている。
特徴
MIB
情報には名前を付けて送受信する必要がある。さもないと、何の情報であるか分からない。
SNMPでは汎用性を高めるため、この名前の付け方を標準化している。情報は構造化され、MIB(management information base)と呼ばれている。
MIBにはネットワーク機器やプロトコルに応じて情報が登録される。SNMPとMIBは密接な関係があり、両者を合わせてSNMPと俗称されることもある。
機器
ルーターやインテリジェントHUBなど、インテリジェントなネットワーク機器で主に使われる。
いわゆるネットワーク機器だけでなく、ネットワークにも接続可能とした関連装置(例えばUPSなどの電源装置)でもSNMPに対応したものがある。
バージョン
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