放送業界用デジタルビデオ機器で使われている伝送規格SDIのうち、SDTV(標準品位)用。
かつて放送業界で広く使われていた。現在では、HDTV(高品位)用のHD-SDIへと移行している。
無圧縮のディジタル映像と8チャンネルのディジタルオーディオが伝送できるのが特徴で、伝送速度は通常のSMPTE 259Mで最大で270Mbpsまたは360Mbpsである。
アナログ映像の種類により、次の二つに分けられる。
- D-1 SDI ‐ アナログ映像はコンポーネント
- D-2 SDI ‐ アナログ映像はコンポジット
- ANSI/SMPTE 259M
- ANSI/SMPTE 272M (エンベデッドオーディオの追加規定)
- ANSI/SMPTE 344M ‐ 540Mbpsに高速化、480p/576p対応
- ITU-R BT.656
ANSI/SMPTE 259M-1997は、サポートレベルとして、レベルAからDまで4種類のビットレートが規定されている。
- Level A ‐ 143Mbps NTSC
- Level B ‐ 177Mbps PAL
- Level C ‐ 270Mbps 525/625コンポーネント
- Level D ‐ 360Mbps 525/625コンポーネント
SMPTE 259Mは、270Mbpsか360Mbpsの伝送速度がある。基本的に50iまたは60iのインターレース映像が想定されている。
伝送速度を倍速化したSMPTE 344Mで、ケーブル1本で480pや576pの伝送に対応した。
関連するリンク
ANSI/SMPTE 259M
用語の所属

映像インターフェイス

SDI

SD
関連する用語

HD-SDI