RS-422
読み:アーエス-よんにーに
外語:RS-422: Recommended Standard 422

 アメリカ電子工業会(EIA)定めたシリアル転送の物理層インターフェイス仕様。
 RSは推奨標準であり、厳密には規格ではない。正式な規格名は "ANSI/EIA/TIA-422-B-1994" である。
目次

機能と特徴
 これはANSI/EIA/TIA-449という仕様の一つで、平衡での電気特性を定めた規格ANSI/EIA/TIA-422と、不平衡のANSI/EIA/TIA-423を規定している。
 不平衡伝送であるRS-423RS-232Cは送受信に同じグラウンドを用いているが、平衡伝送のRS-422は別々になっている。このためRS-422はノイズに強い転送が可能。
 最大で10Mbps程度まで可能で、ケーブル長は最大1.54kmまでとなっている。

信号
 信号はTTLレベルで、+5V〜+3VがH、+0.4V〜0VがLとなる。

コネクター
 RS-422はコネクターの規定が無いため、D-sub 15ピン・9ピン・25ピン・37ピンなど、様々なものが使われている。

15ピンと9ピン端子のピンアサイン
番号信号機能信号方向
DB15DB9
22SD+TXD+送信データDTE→DCE
44RD+RXD+受信データDTE←DCE
55DR+DSR+データセットレディDTE←DCE
71ER+DTR+端末レディDTE→DCE
83SG 信号用接地(SD/RD共通アース) 
97SD-TXD-送信データDTE→DCE
118RD-RXD-受信データDTE←DCE
129DR-DSR-データセットレディDTE←DCE
146ER-DTR-端末レディDTE→DCE

再検索