PWS |
辞書:通信用語の基礎知識 無線電話技術編 (WTELMT) |
読み:ピーダブリューエス |
外語:PWS: Public Warning System |
品詞:名詞 |
CBS(Cell Broadcast Service)による、携帯ネットワークを用いた警報配信システム。3GPP TS 22.268として規定されている。
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概要 |
地震、津波、ハリケーン、竜巻、集中豪雨、洪水といった自然災害や、発電所や化学工場の事故などの人災を含め、様々な災害を報道配信する技術である。
同報配信技術であるCBS(Cell Broadcast Service)をベースとして開発された。
規格名は、3GPP TS 22.268 "Public Warning System (PWS) Requirements" である。
特徴 |
サブシステム |
警報には、緊急地震速報のように秒単位での速報性が求められるものと、集中豪雨のようにある程度の時間的猶予があるものとがある。
そこで、前者はETWS、後者はCMASとして、サブシステム化している。また、ヨーロッパのEU-ALERTや南鮮のKPASへの対応も盛り込まれた。
ETWSはRel-8から、CMASはRel-9から、EU-ALERTとKPASはRel-11から採用された。
Primary/Secondary |
PWSでは、メッセージの種類をPrimary/Secondaryに分けている。
緊急の情報はPrimaryを用いるが、一定のパターンでしか情報伝達ができない。詳細の伝達はできない代わり、1回で送れるため高速である。
それ以外の情報はSecondaryを用いる。電文などを含めることが可能だが、Primaryと比較すると情報が大きくなるため、その分伝送に時間を要する。
ETWSの場合は、速報をPrimaryで送信し、その後必要に応じてSecondaryで電文を送る。CMASの場合はSecondary相当のみである。
リンク |
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