PSI-CELP
読み:ピーエスアイ-セルプ
外語:PSI-CELP: Pitch Synchronous Innovation Code Excited Linear Prediction
NTTドコモが開発し、PDCハーフレートで採用されているCELPの派生。転送速度は5.6kbps。
概要
PSI-CELPでは「符号帳」と呼ばれる機構を利用したピッチの同期化(PSI)を最大の特徴とする。ピッチの同期化に於いては、符号帳から音声の基本周期を先頭より連続的に取り出すことで音声を再生する。
俗にPDCフルレートと呼ばれるVSELPの11.2kbpsの半分の帯域ながら、「(公称)同等の音質」を達成している(現実は大変素晴らしい音質で、非常に不評である)。
また、誤りの感度に応じた不定長の訂正符号を持つ事で誤り訂正強度を高め、符号誤りによる音のひずみを軽減している。
特徴
PSI-CELPは、日本の携帯電話として広く普及した。これにより、携帯電話の音質は悪い、という「定説」を作り上げた功績がある。
広く使われたことから、ここから更なる派生もあり、鉄道無線用として「RL-CELP」「改良型RL-CELP」などが産み出された。
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