P&D
読み：ピーアンドディー
外語：P&D: Plug and Display

　液晶ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイ(FPD)用接続インターフェイス規格の一つ。VESAによって1997(平成9)年6月に標準化された。

目次 概要 仕様 ピンアサイン アナログ側 ディジタル側

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概要
　ディジタルビデオ信号の他に、アナログビデオ信号、USBとIEEE 1394の信号を出力することもでき、コンピューターとディスプレイをケーブル1本で繋ぐだけで、ユーザーの手元のディスプレイを中心に全ての周辺機器を接続することが可能になっている。
　プラグアンドプレイに対応し、コンピューターの電源が入った状態でも簡単にディスプレイを接続できる他、ディスプレイの環境情報をコンピューターに通知するプロトコルも定義され、任意のディスプレイを任意のコンピューターと接続することが可能とされている。

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仕様
　コネクターは、DVI端子と同様にMolexのMicroCrossを使用するが、ピン数が異なる。
　10×3列のディジタル出力用30ピン端子と、5ピンのアナログビデオ端子を備え、同じコネクターでディジタル・アナログの両方とUSBなどの信号に対応することが可能なようになっている。

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ピンアサイン
　
　ディジタル側は、アナログ5ピンと反対側の上端が1番ピンで、上段が1〜10、中段が11〜20、下段が21〜30である。
　アナログ部分は、上段ディジタル側がC1、反対側がC2、下段ディジタル側がC3、反対側がC4で、十字になっているのがC5である。
　ちなみに、アナログ信号のV SYNCは、アナログ側で端子が足りないためディジタル側に配置されている。

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アナログ側

C1	Analog 赤 映像出力
C2	Analog 緑 映像出力
C3	Pixel clock (optional)
C4	Analog 青 映像出力
C5	Analog共通GND

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ディジタル側

上
1	TMDS Data 2+
2	TMDS Data 2−
3	TMDS Data return
4	Hz and Vt Sync return
5	Horizontal sync/Composite sync
6	Vertical sync
7	TMDS Clock return
8	Charge power
9	1394 pair A, data −
10	1394 pair A, data +
中
11	TMDS Data 1+
12	TMDS Data 1−
13	TMDS Data 1 return
14	TMDS Clock +
15	TMDS Clock −
16	USB data +
17	USB data −
18	1394 outer shield (optional)、Charge Power return
19	1394 Vg
20	1394 Vp
下
21	TMDS Data 0+
22	TMDS Data 0−
23	TMDS Data 0 return
24	Stereo sync (TTL)
25	DDC return & Stereo Sync return
26	DDC data (SDA)
27	DDC clock (SCL)
28	+5 VDC
29	1394 pair B, clock +
30	1394 pair B, clock −

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