N-SAT-110
読み:エヌサット-ワンテン
外語:N-SAT-110

 110度CSデジタル放送のための通信衛星。
目次

人工衛星の情報

基本情報

仕様

特徴

呼称
 かつては、宇宙通信JSATが共同で持っていた通信衛星である。
 このため、宇宙通信は「スーパーバードD号機」、JSATは「JCSAT-110」という、別の衛星名が存在する。
 現在のスカパーJSATは、JSATの呼称「JCSAT-110」で呼んでいるようである。

仕様
 衛星バスはロッキードマーチン社のA2100AXで、三軸姿勢制御型衛星である。打ち上げ重量は約3,530kgである。
 搭載トランスポンダー(中継器)は次のとおり。
 偏波はアップリンク(上り)が直線偏波、ダウンリンク(下り)は円偏波である。
 ビームは小笠原諸島を含む日本全土をカバーする。BS/CS共用アンテナでの利用を想定しているため、BS用アンテナと同じサイズで利用可能にするために120Wの高出力中継器が搭載されることになった。

トランスポンダー
 トランスポンダー番号は1〜24まであり、奇数は左旋円偏波、偶数は右旋円偏波である。
 奇数は通信用、偶数は放送用で、放送用は全てがスカパー!用である。
 トランスポンダーの所有権については、通信用は不明。放送用は、2、8、10、16、18、24が宇宙通信(SCC)、4、6、12、14、20、22がJSATの所有となっていたようである。

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