MTP (Media Transfer Protocol) |
辞書:通信用語の基礎知識 通信手順上編 (CPINFO) |
読み:エムティーピー |
外語:MTP: Media Transfer Protocol |
品詞:名詞 |
画像転送プロトコルであるPTPを拡張し、映像や音響の転送を可能としたもの。メディア転送プロトコル、メディア・トランスファー・プロトコル。
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概要 |
MicrosoftがWindows Mediaフレームワークの機能として開発し、その仕様を公開した。
MTPは、ISO 15740として標準化されているPTPの拡張仕様となっている。
Windows XPではWindows Media Player 10以降をインストールすれば利用でき、Windows Vista以降は標準で搭載されている。
特徴 |
USBでも、デバイスクラスの一つとして仕様が採用されている。
従来からあるUSBのマス ストレージ クラスの場合はFATのブロックサイズごとにしか転送できないのに対して、MTPはファイルごとに転送可能であり、純粋なファイル転送向きの仕様である。
通信プロトコル自体はファイルシステムに依存しないことになり、実際にファイルシステムとして管理するのはデバイス自体である。
MTP登場後、Windows等でのデバイスドライバー作成の手間が省けることから、徐々に対応機器が増えた。Windows以外でも、Mac OS Xなどが対応し、Linuxにも対応ライブラリがあり、そしてAndroidもAndroid 3.1(APIレベル12)以降で対応している。
リンク |
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