MMCFTP |
辞書:通信用語の基礎知識 通信手順上編 (CPINFO) |
読み:エムエムスィーエフティーピー |
外語:MMCFTP: Massively Multi-Connection File Transfer Protocol |
品詞:名詞 |
長距離かつ超高速ネットワーク向けに開発されたファイル転送プロトコル。
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概要 |
国立情報学研究所(NII)が2015(平成27)年5月13日、研究開発テストベッドネットワーク「JGN-X」上において、世界最速級となる平均約83.7Gbpsの速度で長距離データ転送に成功したと発表した。
最先端の科学研究においては国際協力が欠かせず、この時実験装置で得られた巨大なデータを参加各国へとネットワークで送信することになる。膨大なデータを送信できるよう、100Gbps級の超高速ネットワーク構築が進められているが、従来の通信プロトコルでは、制約から長距離通信時の転送速度が上がらないという問題があった。
これを解決することを目的に作られた通信プロトコルがMMCFTPである。
特徴 |
MMCFTPでは、同時に多数のTCPコネクションを使用する。
遅延やパケットロスなどネットワークの状態に応じてTCPコネクション数を動的に調整し、データ転送を実施する。
発表によると、株式会社NTTデータの特許をベースに、NIIが超高速通信やリンクアグリゲートに対応できるよう改良を加えたとしている。
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