MIPI
読み:ミッピー
外語:MIPI: Mobile Industry Processor Interface
MIPI Allianceが策定する、モバイル機器のカメラやディスプレイとのインターフェイス規格。
目次
概要
特徴
MIPI D-PHY
MIPI M-PHY
概要
基本的には差動(
平衡
)で動作し、二種類の物理層の規格が存在する。
D-PHYは、1レーンあたり最大1.0Gbpsの通信速度
M-PHYは、1レーンあたり最大6Gbpsの通信速度(
ベアラー速度
)
概ね、次のような仕様である。
1・2・4・8レーンで利用できる。
低
EMI
放射と高ノイズ耐性、低消費電力などを特徴としている。
400mVの差動振幅で、消費電力は最大3mAとされている。
特徴
MIPI D-PHY
自己クロック(ソース同期)方式のインターフェイス。
差動の高速モードのほか、
LVCMOS
1.2Vの低速モード(10Mbpsまで)がある。
携帯電話機のアプリケーションプロセッサーと、カメラやディスプレイとの間のインターフェイスとして使われている。
カメラ・シリアル・インターフェイス(CSI)
ディスプレイ・シリアル・インターフェイス(DSI)
同期方式の制約で、差動でも転送速度は1Gbpsが上限である。さらなる高速化への要求に応えるため、M-PHY仕様が作られた。
MIPI M-PHY
自己クロック(ソース同期)方式と埋め込みクロックの両方式に対応しているインターフェイス。
10cm未満の短距離伝送が想定されているが、数mの長距離伝送にも対応。また、
電気信号
と
光ファイバー
に対応する。
符号化に
8b/10b
を用い、信号が高周波化しにくいよう配慮。
必要に応じて高速通信と低速通信が選択でき、10Mbps〜6Gbpsと幅広い速度要求に対応する。
1レーンあたり最大、1.25Gbps/1.5Gbps(実効速度/
ベアラー速度
)のほか、オプションとして、2.5Gbps/3Gbpsと5Gbps/6Gbpsに対応する。
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