MIPI
読み:ミッピー
外語:MIPI: Mobile Industry Processor Interface

 MIPI Allianceが策定する、モバイル機器のカメラやディスプレイとのインターフェイス規格。
目次

概要
 基本的には差動(平衡)で動作し、二種類の物理層の規格が存在する。
 概ね、次のような仕様である。

特徴

MIPI D-PHY
 自己クロック(ソース同期)方式のインターフェイス。
 差動の高速モードのほか、LVCMOS 1.2Vの低速モード(10Mbpsまで)がある。
 携帯電話機のアプリケーションプロセッサーと、カメラやディスプレイとの間のインターフェイスとして使われている。
 同期方式の制約で、差動でも転送速度は1Gbpsが上限である。さらなる高速化への要求に応えるため、M-PHY仕様が作られた。

MIPI M-PHY
 自己クロック(ソース同期)方式と埋め込みクロックの両方式に対応しているインターフェイス。
 10cm未満の短距離伝送が想定されているが、数mの長距離伝送にも対応。また、電気信号光ファイバーに対応する。
 符号化に8b/10bを用い、信号が高周波化しにくいよう配慮。
 必要に応じて高速通信と低速通信が選択でき、10Mbps〜6Gbpsと幅広い速度要求に対応する。
 1レーンあたり最大、1.25Gbps/1.5Gbps(実効速度/ベアラー速度)のほか、オプションとして、2.5Gbps/3Gbpsと5Gbps/6Gbpsに対応する。

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