M2M |
辞書:通信用語の基礎知識 通信用語業務編 (CYSVC) |
読み:エム-トゥー-エム |
外語:M2M: machine to machine |
品詞:名詞 |
機械と機械がIPネットワークを介して相互通信すること。
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概要 |
自動検針(電気、ガス、水道など)、自動販売機、駐車場、エレベーターなどの遠隔管理から、スマート家電などのように近距離で通信するものまで多様にあり、多くの場合は情報を一ヶ所に集めて処理する。
機械(マシン)同士がどのような手段で通信するかは、様々な手段があるが、有線では使いにくくなるため、多くの場合は無線通信が用いられている。
その通信手段にしても専用回線を用意するのでは費用が掛かりすぎるため、インターネットを使うのが一般的である。このような網(ネットワーク)を、モノのインターネット(IoT)という。
特徴 |
通信手段 |
片方の機械がセンサー等であると仮定すると、それらは各地に点在し、その情報をもう片方の機械であるホストコンピューターに伝送する必要がある。そのための通信手段は無線通信となる。
多くの場合はインターネットを使うため、モノのインターネット(IoT)のための手段が使われる。通信に長距離が必要か、短距離で充分で省電力が求められるか、などその機器に応じた網が選択される。
電話番号 |
日本に限って見ても、自動検針や自動販売機などでM2Mが普及した。安価な専用規格の登場を待たずにM2Mの普及が始まったため、通信手段も既存のものを使用する必要があり、結果として無線通信では一部でPHS、多くは携帯電話が使われるようになった。その結果、電話番号は破竹の勢いで消費されるようになった。
携帯電話用の番号が090、080、070と次々に消費されるようになると、番号は有限であるので、近い将来に携帯電話の番号が足りなくなることが容易に予測された。
そこで総務省は、M2M用の番号として020を用意する決定をした。この番号は人間が使うわけでは無いので番号は桁数が多く覚えにくくても何の支障も無いことから、将来的に電話番号は13桁とすることが決まり、システム改修が完了するまでは従来通りの11桁で運用が開始された。
リンク |
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