LISMO
読み:リスモ
外語:LISMO
au by KDDIの音楽配信サービス。
概要
主としてJ-POPを集めているが、価格は一曲420円(税込)+パケット代と非常に高価である。
更に、DRM(いわゆるコピーガード)で固めており、バックアップは不可能。携帯電話会社を変えると、購入した曲は「全曲消える」ので注意が必要である。
日本の音楽業界は、「音楽のデータ」を売ってはいるが、「それを(自由に)聞く権利」は売っていないのである。
特徴
KDDIの考え
KDDI取締役執行役員常務の高橋誠が次のように述べ、ネットで騒動を巻き起こした。以下は意訳。
- LISMOの課金は1曲420円、iTunesは99セント。音楽の価値が1/4にしか評価されていない。
- 「権利者の価値を大事にしたい」思いが強い所は、LISMOのビジネスモデルを高く評価するはず。
- iPhoneでは無線LANでしかダウンロードできないが、LISOMOは3Gでどこでもダウンロードできる。
日本国内での対抗はAppleであるが、こちらは一曲150〜200円で、DRMも緩い。
Appleはもっと価格を下げたかったが、日本のレコード協会、JASRAC、レコード社などの自称「権利者団体」が猛反対し、価格を下げられなかったとされる。Appleは、権利者団体しか儲からない日本の悪しき慣行に直面し、著作権団体と文化庁を名指しで非難した。
このような状況であっても、KDDIによると「LISMOには優位性がある」らしい。
世論の意見
ネット世論等における、KDDIへの異論。
- 別に、どこでもダウンロードできる必要はない
- つまらないJ-POPばかりで魅力が薄い
- 価格はiTunesの4倍でも音質はiTunes以下で、AMラジオ並
- 価格が4倍なら、auで買うと作曲者にAppleの4倍印税が払われるのか?音楽の価値を1/4に評価しているはずのAppleの方が、実は作者に還元される金額が大きいようだ
- 日本のiTunesなら高音質で150円。多少奮発して200円払えば、超高ビットレートでコピー保護解除版が買える
- 臆面もなく、このようなことが言えるKDDIには、正直感心する
日本の音楽が高いのは、製作者等の収入が高いからではなく、中間搾取が異常に多いからである。購入価格の数パーセントしか、製作者には渡らない。
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